山陽線下り旅客列車(C59 29)

百間川橋梁(D52) D52 383(岡山~西大寺)

C59 29     西大寺~岡山  1959年

C59 29 [糸]
糸崎区で活躍した頃.その後1960年 鳥栖に移動し,1963年3月用途廃止になる.

西大寺(現東岡山)から百間川まで一直線,山陽本線は沖積平野を貫いて敷かれた.
北に龍ノ口丘陵,半田山丘陵,南に操山丘陵.集落や神社の杜が点在する農村地帯.
列車は向きを変え百間川の築堤を駆け上がる.遠く芥子山(けしごやま)が見える.

日本の鉄道は創成期からの常識のように,長い鉄橋は川と直交するのが普通だった.
鉄橋の費用を下げるためか,川の流れを阻害しないようにするためか,わからない.
列車の速度は十分早いとの考えで鉄道網の建設が急がれていたのではないだろうか.